「AI 税理士」と検索する人は何を探しているのか|事務所のページで答える方法

「AI 税理士」と検索する人は、申告を安く済ませたい人、AIに強い税理士を探す経営者、業界の先行きを知りたい人の3種類です。事務所が答えるべきなのは前の2種類で、知りたいことが違うのでページを分けます。質問形の見出しの直後に結論を書き、料金は文字の表にする書き方を、自分のサイトが生成AIに引用された経験から説明します。

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運営者・AIエンジニア / IT歴36年以上・SEO歴21年以上

「AI 税理士」と検索する人は何を探しているのか|事務所のページで答える方法

「AI 税理士」と検索する人が増えています。ただ、この言葉で探している目的は、人によって違います。申告を安く済ませたい人もいれば、AIに詳しい税理士を探している経営者もいます。

私は税理士ではなく、税理士事務所の集客をAIと検索の面から支援しています。事務所のホームページを見ていると、「AI 税理士」の検索に正しく答えているページはほとんどありません。代表のあいさつと業務一覧だけでは、検索した人の疑問に答えられないからです。

この記事では、「AI 税理士」と検索する人を3種類に分け、その中で事務所が答えるべき2種類に絞ります。そして、各ページで何を記載するかを説明します。私が自分のサイトで生成AIに引用された経験から解説します。

要約

  • 「AI 税理士」と検索する人は3種類います。事務所が答えるべきなのは、申告を安く済ませたい人と、AIに強い税理士を探す経営者の2種類です
  • この2種類は知りたいことが違うので、ページを分けます。どちらのページも、質問形式の見出しの直後に結論を書き、料金は文字の表にします
  • AIに強い税理士を探している経営者は、AIの間違いを人が止める仕組みがあるかを見ています。AIに任せる範囲と人が判断する範囲を書けば、その答えになります

「AI 税理士」と検索する人は3種類いる

検索する人知りたいこと事務所が答えるか
申告や記帳を安く済ませたい人AIで何が減り、料金がいくらになるか答える(ページ1)
AIに強い税理士を探す経営者この事務所はAIをどこまで任せているか答える(ページ2)
AIで税理士の仕事がどうなるか知りたい人業界の先行きこの記事では扱わない

「AI 税理士」と検索する人は、大きく3種類に分かれます。1種類目は、AIを使って申告や記帳を安く済ませたい人です。2種類目は、AIに強い税理士を探している経営者です。3種類目は、AIで税理士の仕事がどう変わるかを知りたい人です。

3種類目は事務所の集客とは関係が薄いので、この記事では扱いません。事務所が答えるべきなのは、1種類目と2種類目です。

この2種類は、知りたいことが対照的です。安く済ませたい人は、AIで何が減って料金がいくらになるかを知りたがっています。AIに強い税理士を探す経営者は、この事務所がAIにどこまで任せて、どこから人が見るのかを知りたがっています。同じ「AI 税理士」でも、聞きたいことが全く異なるのです。

多くの事務所のページは、どちらの質問にも答えていない

検索する人が知りたいこと多くの事務所のページにあるもの
AIで何が安くなるか代表のあいさつ
AIをどこまで任せているか業務の一覧
AIでできないことは何か事務所の沿革

「AI 税理士」で検索した人が税理士事務所のサイトにたどり着いても、そこにあるのは代表のあいさつと業務の一覧です。AIで何が安くなるのか、AIをどこまで任せているのか、AIでできないことは何かは、書かれていません。

質問に答えていないページは、検索にも生成AIの回答にも選ばれません。検索エンジンも生成AIも、質問に答えているページを引用するからです。

私のサイトは、競争の激しいキーワードで、複数のAI回答の本文に引用されています。AIの答えから直接たどり着く人がいることも、自分のサイトで確かめました。引用されたのは、質問に答えているページだけでした。丁寧に書いてあっても、質問に答えていない記事は、一度もAIに引用されていません。

現状では、「AI 税理士」の検索結果には、AIを前面に出した安価なサービスや、大手の比較サイトが並びます。多くの税理士事務所は、自分の名前が候補に出ていないことに気づいていません。

意図ごとにページを分けて、質問に直接答える

やること中身
ページを2つに分ける安く済ませたい人向けと、AIに強い税理士を探す経営者向け
見出しを質問の形にする見出しの直後に結論を書く
料金は文字の表にする画像の料金表は生成AIに読まれない

やることは3つです。検索する人の意図ごとにページを分けること、見出しを質問の形にしてその直後に結論を書くこと、料金を文字の表で書くことです。

ページを分けるのは、1つのページで両方に答えようとすると、どちらの質問にも中途半端にしか答えられないからです。安く済ませたい人向けのページには、料金とAIに任せる作業を書きましょう。AIに強い税理士を探す経営者向けのページには、AIと人の線引きを明記します。

見出しを質問の形にして直後に結論を書くのは、私が自分のサイトで試して有効だった書き方です。この形に直してから、生成AIの回答に引用されるようになりました。

料金を文字の表にするのも、自分のサイトで確かめました。料金表を画像で載せていたページは引用されず、文字の表に直したら引用されるようになりました。生成AIは、画像の中の文字を読み取れないことが多いからです。

ページ1には料金を、ページ2にはAIと人の線引きを書く

ページ見出しにする質問書く中身
ページ1 AIで安く済ませたい人向けAIを使うと、いくら安くなるのかAIに任せる作業、減った時間、料金への反映、AIでできないこと
ページ2 AIに強い税理士を探す経営者向けこの事務所はAIをどう使っているのかAIに任せる範囲、人が判断する範囲、数字の突き合わせ
両方に共通誰が書いたのか氏名、登録番号、経歴、実際にやったこと

ページ1 AIで安く済ませたい人向け

このページの見出しは「AIを使うと、いくら安くなるのか」です。見出しの直後に、AIに任せている作業と、そのぶん減った時間を書きます。

支援先の税理士事務所では、銀行明細、領収書、請求書の三点照合をAIで自動化して、確認の手間が2分の1から3分の1になりました。この事務所なら、「三点照合をAIに任せて、確認の時間が3分の1になった」と書けます。減った時間が料金にどう反映されるかは、幅のある数字でよいので、文字で書いてください。

AIでできないことも、同じページに書きます。税法の解釈と、顧問先ごとの事情の判断は人が行うと明記します。この一文があると、安さだけを求める人には線引きが伝わり、きちんとした仕事を求める人には安心が伝わります。

ページ2 AIに強い税理士を探す経営者向け

このページの見出しは「この事務所はAIをどう使っているのか」です。経営者が知りたいのは、AIにどこまで任せて、どこから人が見るかです。AIを使っているかどうかだけでは、判断の材料になりません。

経営者が気にする理由は、自分でもAIを使っていて、答えを疑った経験があるからです。東京商工リサーチの2026年春の調査では、大企業の約6割が組織として生成AIの活用を進めています。使う人が増えれば、AIの間違いを見た人も増えます。

私もChatGPTに税務相談の回答を作らせたとき、配偶者控除の所得制限が古い年度のまま出てきました。Claudeは、判断が分かれる節税の手法を「合法です」と言い切りました。AIの間違いを人が止める仕組みがあると書かれたページは、こういう経験をした経営者に信頼されます。

書く中身は、支援先の事務所で実際にやっている線引きを、そのまま書きましょう。帳簿の入力とルールどおりの計算はAIに任せ、税制改正への対応と個別の判断は人が行い、AIの数字と実際の取引データは毎回突き合わせます。この3つを書けば、経営者は事務所の姿勢を読み取れます。

両方のページに共通する仕上げ

誰が書いたかを明記します。氏名、登録番号、経歴が書かれていないページは、検索エンジンにも生成AIにも信頼されにくいからです。登録番号は、日本税理士会連合会の税理士情報検索で誰でも確かめられます。書いておけば、読んだ人が本当に税理士かを照合できます。

そのうえで、あなた自身が実際に経験・体験した事実を書きましょう。私が支援している税理士事務所のサイトで、税理士先生が自分で申請して通した補助金の手順を書いた記事は、生成AIに引用されました。制度の意味を一般的に説明した記事は、どれだけ丁寧でも引用されていません。あなたにしか書けない経験談があるかどうかが、引用されるかどうかの分かれ目です。

「AI 税理士」の検索に答えるときの失敗例

失敗例どうするか
「AI対応」とだけ書く何を任せて、何が変わったかを書く
料金を画像で載せる文字の表に直す
2種類の人に1つのページで答える意図ごとにページを分ける
AIでできないことを書かない人が判断する範囲を明記する

失敗例:「AI対応」とだけ書いて、何をどう使っているかを書きません。検索する人が知りたいのは、AIを使っているかどうかではなく、何が変わるかです。中身のない「AI対応」は、どの質問にも答えていません。

失敗例:料金を画像で載せています。生成AIは画像の文字を読み取れないことが多く、料金の質問に答えているページとして扱われません。文字の表に直すだけでAIに引用されやすくなります。

失敗例:安さを求める人と、AIに強い税理士を探す経営者に、1つのページで答えようとしてしまいます。知りたいことが違うので、どちらにも響かないページになります。意図ごとにページを分けましょう。

失敗例:AIでできないことを書くのを避けます。「税法の解釈は人が行う」と書くのは、弱みの開示ではありません。AIの間違いを人が止める仕組みがあることを伝えるものです。AIを疑っている経営者にとっては、その一文が知りたかった答えとなります。

よくある質問

Q: 「AI 税理士」で検索する人は、本当に顧問先になりますか。

A: 安さだけを求める人は、顧問先になりにくいです。一方で、AIに強い税理士を探している経営者は、判断の質を見ています。ページを分けておけば、そうした経営者を取りこぼさずに済みます。

Q: まだ事務所でAIを使っていません。それでもページを作れますか。

A: 作れますが、書けるのは実際にやっていることだけです。使っていない段階で「AI対応」と書くと、問い合わせのあとで話が食い違います。まず定型の作業を1つAIに任せて、その事実をページに書きましょう。

Q: ページを作れば、すぐに生成AIの回答に出ますか。

A: すぐには出ません。私の場合も、質問形の見出しと文字の表に直してから、AIに引用されるまでに時間がかかりました。目安は3か月から半年です。その間は、検索での表示回数を記録しながら続けてください。

まとめ

「AI 税理士」と検索する人は3種類います。事務所が答えるべきなのは、申告を安く済ませたい人と、AIに強い税理士を探す経営者の2種類です。この2種類は知りたいことが違うので、ページを分けて、それぞれの質問に直接答えるようにしましょう。

どちらのページも、質問形式の見出しの直後に結論を書きます。そして、料金は文字の表にします。併せて、AIに任せる範囲と人が判断する範囲を明記しましょう。事務所にしか書けない体験談も忘れずに記述します。

まず、自分の事務所のサイトに、「AIを使うと何が変わるのか」に答えているページがあるかを確かめてください。なければ、そのページを最初に作りましょう。具体的なページの作り方などについては、無料相談をご利用ください。

参考・出典

この記事を書いた人

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運営者 / AIエンジニア(IT歴36年以上)

  • IT歴36年以上・SEO歴21年以上
  • IBM認定 生成AIデジタルマーケティング
  • 神田昌典氏 認定ライセンシー
  • 税理士事務所のGEO/AI-SEO・記事づくり

IT歴36年以上・SEO歴21年以上の運営者です。長年のSEO対策と最新の生成AIを掛け合わせ、税理士事務所が「AIに引用される(GEO)」状態をつくり、新規顧客を獲得するための記事を、現場目線で書いています。

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